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元の交際相手の借金の連帯保証人をやめたい…どう対処法すべき?

元の交際相手の借金の連帯保証人になってしまった後、関係が終わり、その責任から解放されたいと願う人は少なくありません。

しかし、いったん連帯保証人になってしまうと、その義務から逃れることは容易ではないのが実情です。

この記事では、元の交際相手の借金に関する連帯保証人を解除する方法と、その際に注意すべきポイントについて解説します。

連帯保証人の責任と義務

連帯保証人になるということは、主債務者(借金をした本人)に代わって借金の返済責任を負うことを意味します。

この責任は、借りた元金だけでなく、利息や遅延損害金も含まれます。

主債務者が返済を行えなくなった場合、債権者は連帯保証人に対して直接、借金の全額を請求することが可能です。

したがって、連帯保証人は、主債務者の経済状態や返済能力にかかわらず、大きな責任を負うことになります。

このため、連帯保証人になる前にはそのリスクを十分に理解し、自身の財務状況を慎重に評価することが重要です。

連帯保証契約の解除方法

連帯保証人からの解放を求める方法にはいくつかありますが、それらは必ずしも容易に実現可能とは限りません。

 

  1. 債権者との合意による解除:債権者と直接交渉し、連帯保証契約の解除について合意に達する方法ですが、債権者がこれを受け入れる保証はありません。
  2. 主債務者の一括返済:主債務者が借金を一括で返済することで、連帯保証人の責任が免れます。
  3. 連帯保証契約の無効・取消しを主張する:契約の成立時に何らかの問題があった場合、その無効や取消しを法的に主張することが可能です。
  4. 代わりの連帯保証人や物的担保を提供する:債権者に別の保証人や担保を提供し、自身を連帯保証人から解除してもらう方法です。

連帯保証契約解除の注意点

連帯保証人を解除する過程では、以下の点に注意する必要があります。

 

  • 解除が認められるまでの返済義務:解除が認められるまで、連帯保証人としての返済義務は継続します。
  • 専門家への相談:解除の交渉は複雑であり、専門家である弁護士に相談することが望ましいです。
  • 相続の場合の相続放棄:連帯保証人であった親が亡くなった場合、相続放棄を行うことで、連帯保証人としての責任から逃れることが可能です。

まとめ

元の交際相手の借金に関する連帯保証人を解除することは簡単な道のりではありませんが、正しい方法と適切な法的支援を得ることで、解除の可能性を高めることができます。

連帯保証人としての重大な責任を理解し、契約の解除を求める際は、弁護士などの専門家に相談することが重要です。

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